椎間板ヘルニアは一度改善しても再発しやすい疾患として知られています。
当院では、多くの椎間板ヘルニア患者様の根本改善を手がけており、「3年間で最後の大会前、ヘルニアで足が上がらなくなりましたが、施術を受ける度に良くなって悔いなく終えることが出来ました!」といった成功事例も報告されています。
椎間板ヘルニアとは
椎間板ヘルニアは、背骨の骨と骨の間にあるクッション(椎間板)が本来の位置から飛び出し、神経を圧迫することで痛みやしびれを引き起こす疾患です。特に腰椎椎間板ヘルニアが最も多く、日常生活に大きな影響を与えます。
再発が起こる根本原因
当院の見解では、椎間板ヘルニアの再発は表面的な治療だけでは防げません。当院では以下の根本原因に着目しています
- 骨盤の歪み
- 背骨の歪み
- 重心バランスの崩れ
- 筋肉の緊張と歪み
- 血流不順
症状の本当の原因となる部分は、人それぞれ異なりますが、痛みがある表面的な部分とは別のところにあるとされており、これらの原因を特定し改善することが再発予防の鍵となります。
効果的な再発予防策
1. 正しい姿勢の維持
正しい姿勢を維持することで、椎間板への負担を軽減し、再発のリスクを減らすことができます。日常生活において常に意識したい姿勢のポイントは以下の通りです
・立位時の姿勢
背筋を伸ばし、お腹に力を入れることで体幹を安定させます。顎を軽く引き、肩の力は抜いてリラックスさせましょう。重心は両足に均等にかけ、片足に体重をかけ続けることは避けてください。
・座位時の姿勢
深く腰掛け、背もたれを使用することで腰への負担を分散させます。猫背は椎間板に大きなストレスをかけるため、必ず避けるようにしましょう。デスクワークの際は、モニターの高さを目線と同じにし、椅子の高さは足裏全体が床につく高さに調整します。
・長時間同じ姿勢を避ける
30分~1時間ごとに立ち上がり軽くストレッチを行うことが重要です。長時間同じ姿勢を続けると、特定の椎間板に負荷が集中し、再発のリスクが高まります。タイマーをセットするなど、定期的に姿勢を変える習慣をつけましょう。
2. 呼吸法
椎間板ヘルニアの再発予防において、正しい呼吸法を身につけることは非常に重要です。適切な呼吸は腹圧を高め、体幹を安定させることで腰への負担を軽減します。
・基本的な呼吸法の実践方法
まず、仰向けで両膝を立てて寝ます。
この時に床に腰を付けるように意識することがポイントです。そうすることにより腹圧がしっかり入った姿勢が作れます。
この状態で鼻呼吸を行います。呼吸のリズムは以下の通りです
- 10秒かけて鼻から息を吸う
- 10秒かけて鼻から息を吐く
- 10秒間息を止める
この一連の流れで1セットとなります。就寝前に4~5セットほど実施してください。
※10秒が苦しくなってしまう場合は、無理をせず秒数を減らして行ってください。ご自身のペースで徐々に時間を延ばしていくことが大切です。詳しくは当院のスタッフにお気軽にご相談ください。
この呼吸法を継続することで、自然と腹圧を高める感覚が身につき、日常生活でも体幹の安定性が向上します。
リラックス効果もあるため、睡眠の質の改善にもつながります。
3. 適切なストレッチの実践
椎間板ヘルニアの再発予防において、適切なストレッチを取り入れることも有効です。
・避けるべき動作
腰を大きく丸めるような動作は避けましょう。腰を過剰に丸めるような動作は椎間板にストレスがかかりやすく、ヘルニアの症状を悪化させる原因となります。
・推奨されるストレッチ
股関節周りの柔軟性を高めるストレッチや、背骨の可動性を優しく改善するストレッチを継続的に行うことが重要です。ただし、痛みを感じる場合は無理をせず、当院のスタッフにご相談ください。お一人お一人の状態に合わせた適切なストレッチ方法をアドバイスさせていただきます。
4. 日常動作の見直し
日常生活における動作を見直すことも、再発予防には非常に重要です。
・物を持ち上げる際の注意点
重い物を持ち上げる際は、膝を曲げて腰を落とし、物を体に近づけてから持ち上げます。腰だけを曲げて持ち上げる動作は、椎間板に過度な圧力をかけるため絶対に避けてください。
・寝具の選び方
マットレスは硬すぎず柔らかすぎない、適度な反発力があるものを選びましょう。腰が沈み込みすぎる柔らかいマットレスは、寝ている間も腰に負担をかけ続けます。枕の高さも重要で、首と背骨が自然なカーブを保てる高さが理想的です。
・日常の小さな工夫
床に落ちた物を拾う時は、しゃがむか片膝をついて拾う、洗面台で顔を洗う時は片手を洗面台に置いて支えるなど、日常の小さな動作一つ一つに気を配ることが大切です。これらの積み重ねが、長期的な再発予防につながります。
5. 適度な運動習慣
椎間板ヘルニアの再発予防には、適度な運動も効果的です。ウォーキングや水中運動など、腰に負担の少ない運動を定期的に行うことで、体幹の筋肉を強化し、椎間板を支える力を高めることができます。
ただし、急激な運動や腰に負担のかかる動作は避け、自分の体調に合わせて無理のない範囲で行うことが重要です。
当院のアプローチ
当院では初回のカウンセリング・検査に時間を掛け、どこに原因があるかを特定してから施術に移ります。この個別化されたアプローチにより、患者様一人ひとりの根本原因を特定し、的確な治療を提供しています。
また、自宅で簡単に出来るセルフケアや栄養指導などにも力をいれております。施術効果をさらに促進させ、再発しない健康な身体を取り戻すためのセルフケア指導も重視しています。
継続的なケアの重要性
椎間板ヘルニアの再発予防には、一時的な改善で満足せず、長期的な視点でのケアが必要です。
当院では、症状の改善後も定期的なメンテナンスを通じて、患者様の身体の状態を継続的にチェックし、再発を防ぐためのサポートをさせていただいています。
セルフケアと合わせて、当院での定期的な身体のバランス調整を行うことで、症状の改善だけでなく、再発しない健康な身体づくりを実現できます。
まとめ
椎間板ヘルニアの再発予防は、表面的な症状への対処ではなく、根本原因の特定と改善が重要です。正しい姿勢の維持、呼吸法による体幹の安定、適切なストレッチを継続的に行うことで、再発リスクを大幅に減らすことができます。
当院では、初回のカウンセリング・検査で患者様一人ひとりの根本原因を特定し、的確な施術を提供するとともに、ご自宅でできるセルフケア方法も丁寧にお伝えしています。症状改善後も定期的なメンテナンスを通じて、再発しない健康な身体づくりをサポートいたします。
椎間板ヘルニアでお悩みの方、再発が心配な方は、ぜひ当院にご相談ください。あなたの健康な生活を取り戻すため、私たちが全力でお手伝いいたします。







