前回に引き続き今回も腸内環境についてお話していこうと思います。
前回は腸内環境の重要性をお伝えしたので、今回は腸内環境をよくすることで
「花粉症も治る!」ことについてお話していこうと思います!
↓前回の記事が気になる方はぜひご覧ください。
花粉症は1日で治る⁉
東京大学名誉教授の小柳津広志先生によると花粉症は1日で治るそうです!
花粉症って治るの?と思われる方もいるのではないでしょうか?
毎年花粉症の季節になると病院で薬をもらいに行く方もいるかと思います。
私も以前はティッシュの箱を持ち歩かないとティッシュが足りなくなるほどの花粉症でした。
そして、毎年花粉症の季節になる前に病院に行き、花粉症の時期より少し早めの時期から薬を服用していました。
それが、今では薬を飲まずに花粉症の時期を過ごしています!
では、なぜ花粉症が治ったのでしょうか?
私は腸内環境を意識をすることで良くなりました!
今回は具体的な方法となぜ花粉症が治るのか、分かっている範囲でご紹介していこうと思います!
ゴボウを食べると花粉症が治る⁉
先ほど、腸内環境を意識することで良くなった、とお伝えしましたが、具体的に何をすると良くなるのでしょうか?
それは、フラクトオリゴ糖+糖質制限です‼
フラクトオリゴ糖は聞きなれない方もいるかと思います。
フラクトオリゴ糖が多く入っている食べ物は、「ゴボウ」になります。
他には、玉ねぎやニンニク、ネギ、アスパラガスにも含まれています。
では、どれぐらいの量を食べればよいのでしょうか?
小柳津先生が理想とされている量は、毎日ごぼう1日1本です!
かなり多いですよね…。
現実的な量として、毎日ごぼう50g、玉ねぎ1/2個程度を推奨しております。
ごほう50gは、差があるとは思いますが、ごぼう1本が約150g~200gなので、ごぼう1/3本くらいが目安になるかと思います。
これならなんとか料理に入れることで食べられそうな量ではある気がしてきますね!
もし、お食事で摂取するのは難しいという方は、小柳津先生が「長沢オリゴ」というフラクトオリゴ糖とガラクトオリゴ糖が原材料の、温かい飲み物などに入れることができる粉も販売しているので、ご興味がある方は調べてみてください。
どうしてゴボウを食べると花粉症が治るの?
ここからは、少し難しい用語などがででくるので、興味がある方のみ読み進めていただければと思います!
ではなぜ、ゴボウを食べると花粉症が治るのでしょうか?
そのカギを握るのが「酪酸菌」です!
酪酸菌はだれもが大腸に飼っています。
そして、その働きを活発にするには、先ほどからお話している「フラクトオリゴ糖」という水溶性食物繊維をエサとして与える必要があります。
この酪酸菌が活発な働きをしてくれると、体の炎症反応を抑制してくれます。
ここで、炎症反応ってなに?と思われる方もいるかと思います。
実は花粉症は炎症反応なのです。
炎症とは、体の中で免疫が活発化することをいいます。
花粉症は、本来体に害ではないはずの花粉を、敵だと体が思ってしまい、過剰に反応し、免疫が暴走していることになります。
ということは、免疫が活性化しており、花粉症=炎症反応ということになります。
ゴボウを食べることで炎症反応が抑制できるので、花粉症が治る、ということです!
そして、実はすべての病気は炎症を起こすんです…。
実は認知症・心筋梗塞・脳梗塞・うつ・糖尿病も炎症が原因の病気!
認知症や心筋梗塞、脳梗塞・うつ・糖尿病も炎症が原因の病気なんです。
ということは、フラクトオリゴ糖+糖質制限でこれらの病気を予防できるということです!
実は、小柳津先生が花粉症を治せるようになった経緯は、最初から花粉症を治そうとしていたわけではないそうです。
小柳津先生はレストランを開店し、そこで高齢者の方たちから
「糖尿病を治してほしい」
「血圧やコレステロール値を下げるにはどうしたらいいか?」
「喘息や老人性かゆいかゆい病を治す方法はないか?」
「認知症はなんとかならないか?」
などの相談をされたそうです。
そして、フラクトオリゴ糖で酪酸菌が増えることは知っていたので、糖尿病のお客さんにフラクトオリゴ糖を摂ってもらったところ、空腹時血糖値が下がったそうです。
そこで、フラクトオリゴ糖を大量に販売したところ、花粉症が治ることが口コミで伝わるようになったそうです!
もともとは、糖尿病などを食事で治す方法を探している中で花粉症の治し方をみつけたようです!
最後に
フラクトオリゴ糖+糖質制限には、たくさんの病気を予防する可能性があるかと思います!
ぜひ、花粉症で困っている方、何か体の不調を感じている方、認知症予防したい!という方は、1度試していただければと思います!
今回は小柳津先生の本を参考にして、簡単にご紹介させていただいたので、ご興味がある方は本を読んでみていただければと思います。
次回は、気づかないうちに腸内環境を悪くしているかもしれない要因について、お話していこうと思っています。
参考文献
小柳津広志(2020).『東大の微生物博士が教える花粉症は1日で治る!』.自由国民社