「足の内側に骨の出っ張りがある」
「外脛骨があると言われたけれど、なぜ痛くなるの?」
「同じように骨が出ているのに、痛い人と痛くない人がいるのはなぜ?」
このような疑問を持っている方はいませんか?
特に、サッカーやバスケットボール、野球、バレーボールなどのスポーツをしている成長期のお子さんでは、足の内側の出っ張りが痛くなり、練習や試合に影響することがあります。
今回は、外脛骨があっても痛みが出ない場合がある理由と、足の内側が痛むときに確認したいポイントについて解説します。
外脛骨は、もともと存在することがある骨です
外脛骨とは、足の内側にある「舟状骨(しゅうじょうこつ)」という骨の近くに存在する、余分な骨のことです。
舟状骨は、足の土踏まずを支えるうえで重要な役割を持っています。その近くには、土踏まずを支えながら足首を動かす「後脛骨筋(こうけいこつきん)」という筋肉の腱が付着しています。
外脛骨は、生まれつきの骨の形の違いの一つであり、持っているからといって必ず痛みが出るわけではありません。
実際に、画像検査で外脛骨が見つかっても、症状がない人もいます。一方で、外脛骨の周辺に負担がかかり、痛みが出る状態を「有痛性外脛骨」と呼びます。
つまり、骨が出っ張っていることと、その骨が痛みの原因になっていることは、必ずしも同じではないのです。
なぜ外脛骨の周辺に痛みが出るの?
外脛骨の周辺に痛みが出るきっかけには、いくつかのパターンがあります。
1.靴が出っ張りに当たっている
外脛骨が出っ張っていると、靴の内側が直接当たりやすくなります。
特に、幅の狭い靴や足に合っていないシューズを履いていると、歩くたびに同じ場所が圧迫され、痛みにつながることがあります。
運動中だけでなく、普段の通学靴や上履きでも痛む場合は、靴との接触を確認してみましょう。
2.走る・跳ぶ動作で負担がかかっている
走る、ジャンプする、方向転換するといった動作では、足が地面から受ける力を支えなければなりません。
このとき、土踏まずを支える筋肉や腱にも負担がかかります。練習量が増えたり、急に運動強度が上がったりすると、外脛骨の周辺に痛みが出ることがあります。
3.足のアーチや足首の動きが関係している
土踏まずの形や、足首がどの程度スムーズに動くかによっても、運動中の足への負担は変わります。
例えば、片足で立ったときに足が大きく内側へ傾く、着地すると土踏まずがつぶれる、足首が硬くてしゃがみにくいといった状態があれば、動作の中で足の内側に負担が集中していないか確認する必要があります。
ただし、土踏まずが低いから必ず有痛性外脛骨になるわけではありません。足の形だけで原因を決めつけず、実際の痛みや動きを合わせて確認することが大切です。
外脛骨が原因なのかを見極めるポイント
足の内側が痛い場合、すべてが有痛性外脛骨とは限りません。
確認したいのは、次のような点です。
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痛みは骨の出っ張り部分に集中しているか
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靴が当たると痛むのか、走ると痛むのか
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片足立ちやつま先立ちで痛みが強くなるか
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足首を動かしたときにも痛みがあるか
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急に痛みが出たのか、少しずつ強くなったのか
外脛骨の周辺には腱や靱帯などもあるため、痛む場所だけで原因を判断することはできません。必要に応じて画像検査なども含めて確認します。
当院では、足の状態と動作を合わせて確認します
当院では、足の内側が痛む方に対して、痛みのある場所だけでなく、足首の動き、土踏まずの状態、ふくらはぎの柔軟性、片足立ちや歩行時の身体の使い方なども確認します。
例えば、足首の動きが制限されている場合と、靴による圧迫が主な問題になっている場合では、見直すべきポイントが異なります。
状態に応じて、足や足首の動きを整える施術、身体の使い方の確認、運動時の負担を調整するためのアドバイスなどを行います。
外脛骨そのものの形を整体で変えるわけではありません。大切なのは、今出ている痛みを丁寧に確認し、どのような負担が症状に関係しているかを考えることです。
まとめ
外脛骨は、持っているだけで必ず痛みが出るものではありません。
靴による圧迫やスポーツ動作での負担、足首や土踏まずの機能など、さまざまな要素が関係して痛みが出ることがあります。
「外脛骨があるから仕方がない」と決めつけず、痛みが出る場面や足の動きを確認してみましょう。
当院では、有痛性外脛骨でお悩みの方に対し、足の状態や身体の使い方を確認しながら、症状に合わせた施術と運動時の負担を見直すサポートを行っています。
歩くのもつらい、腫れが強い、急に痛みが出た、体重をかけられないといった場合は、骨や腱などの損傷も考えられるため、早めに整形外科で確認することも大切です。
足の内側の痛みが気になる方は、一人で悩まずご相談ください。
参考文献
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Murphy RF, et al. Evaluation and Management of Common Accessory Ossicles of the Foot and Ankle in Children and Adolescents. Journal of the American Academy of Orthopaedic Surgeons. 2021. <Cite refs={[“turn132504search2”]}/>
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Nguyen HB, et al. Hazard of Failed Nonoperative Management for Symptomatic Accessory Navicular in Children and Adolescents. Journal of Pediatric Orthopaedics. 2024. <Cite refs={[“turn132504search1”]}/>







