「ゴルフの練習を休むと肘の痛みは楽になる」
「でも、練習を再開するとまた痛くなる」
「痛みがなくなったから打ってみたら、次の日に肘が痛くなった」
ゴルフ肘で悩んでいる方から、このような話を聞くことがあります。
せっかく痛みがなくなったと思ったのに、練習を再開するとまた痛くなる。
これを繰り返していると、
「このままゴルフができなくなるのでは?」
と不安になってしまいますよね。
では、なぜ休むと楽になるのに、練習を再開すると痛みが戻ってしまうのでしょうか?
休むと楽になるのは、身体への負担が減るから
ゴルフ肘では、肘の内側につながる前腕の筋肉や腱に、繰り返し負担がかかることがあります。
そのため、クラブを振ることや強く握ることをやめれば、肘にかかる負担も減ります。
すると、痛みが一時的に落ち着くことがあります。
ここで、
「痛みがなくなったから治った」
と思って、以前と同じ練習量に戻してしまうとどうなるでしょうか?
身体の状態が十分に戻っていなければ、再び同じ負担がかかります。
そして、
「休む → 痛みが減る → 練習する → また痛くなる」
という繰り返しになってしまいます。
大切なのは「休むか続けるか」の二択ではありません
ゴルフ肘になると、
「完全に休まないといけない」
と思う方もいます。
もちろん、痛みが強い時期に無理をしてスイングを続けるのは避ける必要があります。
一方で、状態を確認しながら負荷を調整し、段階的に身体を戻していくことも大切です。
ゴルフ肘の治療では、活動量の調整に加えて、段階的なリハビリテーションや筋力トレーニングなどを組み合わせる考え方が一般的です。
つまり、
「痛みがある間は全部休む」か「我慢して普通に練習する」か
の二択ではありません。
「練習量」だけでなく「身体の使い方」も見直す
ゴルフ肘が繰り返す場合、
「練習しすぎたのかな」
と考える方は多いと思います。
もちろん練習量は重要です。
しかし、それだけではありません。
例えば、
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強く握りすぎている
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手首だけでクラブを操作している
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身体の回転が少ない
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下半身からの動きがうまく使えていない
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肩や背中が動かない
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毎回同じ場所に負担が集中している
など、スイング中の身体の使い方が関係している可能性があります。
ゴルフスイングでは前腕の筋肉が大きく働きますが、アマチュアとプロでは筋肉の活動パターンにも違いが報告されています。
そのため、肘だけを見て「もっと休みましょう」とするのではなく、なぜ肘に負担が集中しているのかを見ることが重要です。
当院では「痛い場所」と「動作」を一緒に確認します
当院では、ゴルフ肘の方に対して、
「肘の内側が痛いですね」
だけで終わらせません。
実際に、
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クラブを握ったとき
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手首を動かしたとき
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前腕をひねったとき
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スイングをしたとき
など、どの動作で痛みが出るのかを確認します。
さらに必要に応じて、
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手首
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前腕
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肩
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肩甲骨
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背中
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骨盤
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股関節
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足元
まで確認します。
ゴルフのスイングは、腕だけで行う動作ではありません。
下半身から体幹、肩、腕へと身体を連動させることでクラブを動かします。
その連動がうまくいかなくなっていると、一部の場所に負担が集中することがあります。
「肘を治す」だけではなく「肘に負担をかけにくい身体」を目指す
ゴルフ肘の痛みがあると、
「この痛みをなくしたい」
というのが一番の希望だと思います。
もちろん、それは大切です。
ただ、当院ではその先も考えます。
痛みが落ち着いたあとに、また同じ身体の使い方で練習を続ければ、再び肘に負担がかかる可能性があります。
そこで、
痛みを確認する
↓
身体の動きを確認する
↓
負担が集中している部分を見直す
↓
状態に合わせて身体を動かす
↓
少しずつゴルフ動作へ戻していく
という考え方を大切にしています。
こんなゴルフ肘は、身体全体を確認してみましょう
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練習を休むと楽になる
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練習を再開するとすぐ痛くなる
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練習量を減らしても痛みを繰り返す
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スイングすると肘の内側が痛い
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クラブを強く握ると痛い
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ゴルフ以外の日常生活でも肘が痛くなってきた
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できればゴルフを完全に休まず改善したい
このような方は、単純に「休めばいい」と考えるのではなく、現在の身体の状態とゴルフ動作を一度確認してみることをおすすめします。
当院では、肘の痛みだけでなく、スイング時の身体の動きや全身の連動まで確認し、その方の状態に合わせて施術や身体の使い方を考えていきます。
「また痛くなるからゴルフを諦めよう」と思う前に、なぜ肘に負担が集中しているのか、一度身体全体から見直してみませんか?
参考文献
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Amin NH, et al. Medial epicondylitis: evaluation and management. J Am Acad Orthop Surg. 2015.
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Tahir M, et al. Medial Epicondylitis: A Review of Clinical Presentation, Diagnosis, and Management. 2026.
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Eccentric exercise therapy for medial epicondylitis: A systematic review of clinical outcomes. 2026.
-
Electromyographic analysis of forearm muscles in professional and amateur golfers.







