川越市・本川越で根本改善なら「Utile整骨院」

今回は、野球肩でお悩みの選手の皆さんに知っていただきたい、「首」と「血流」の重要な関係についてお話しします。
実は、肩の痛みの原因が肩だけにあるわけではないことをご存知でしょうか。

なぜ首が野球肩に関係するのか?

首と肩は密接につながっている

野球肩の施術を行う際、当院では必ず首の状態も詳しくチェックします。
なぜなら、首の筋肉の緊張や歪みが、肩の痛みに深く関わっているからです。

投球動作では、腕を振る際に首から肩にかけての筋肉が連動して動きます。特に、胸鎖乳突筋や斜角筋といった首の筋肉は、肩甲骨の動きや腕の挙上に大きく影響します。

これらの筋肉が硬くなったり、首の骨(頸椎)が歪んでいたりすると、肩関節への負担が増大し、野球肩の原因となるのです。

首から出る神経が肩の動きをコントロールしている

首の部分(頸椎)からは、肩や腕の動きをコントロールする重要な神経が出ています。

・前方へ出る神経
首の前側からは、主に肩甲骨の前面にある筋肉や胸の筋肉を支配する神経が出ています。これらは投球時の腕を前に出す動作や、肩の内旋動作に関わります。
・後方へ出る神経
首の後ろ側からは、肩甲骨周りの筋肉や肩の後ろ側の筋肉を支配する神経が出ています。特に肩甲骨を安定させる筋肉や、投球時のフォロースルーで重要な役割を果たす筋肉につながっています。
・側方へ出る神経
首の横側からは、三角筋や上腕の筋肉を支配する神経が出ています。腕を上げる動作や、投球時の力強い腕の振りに直結する重要な神経です。

首の歪みや筋肉の緊張によってこれらの神経が圧迫されると、神経の伝達がスムーズに行われなくなります。その結果、筋肉がうまく働かなくなったり、筋力が低下したり、痛みやしびれが出たりするのです。

・神経が圧迫されやすい3つのポイント

首から出た神経と血管は、肩や腕に向かう途中で、いくつかの「圧迫されやすいポイント」を通過します。
野球選手に特に問題となりやすいのが、以下の3つの部位です。

①前・中斜角筋の間
首の横にある前斜角筋と中斜角筋という2つの筋肉の間を、神経と血管の束(腕神経叢と鎖骨下動脈)が通過します。投球動作の繰り返しや不良姿勢によってこれらの筋肉が硬くなると、神経と血管が圧迫されてしまいます。
②鎖骨と第一肋骨の間
鎖骨の下を神経と血管が通過します。猫背姿勢や肩が前に入った姿勢(巻き肩)では、この隙間が狭くなり、神経や血管が圧迫されやすくなります。特に投球動作で腕を振り上げる際に、この部分での圧迫が強まることがあります。
③小胸筋の下
胸の筋肉である小胸筋の下を神経と血管が通過します。投球動作で腕を強く内旋させる動作を繰り返すと、小胸筋が硬く短縮してしまい、その下を通る神経や血管を圧迫します。

これらの部位で神経が圧迫されると、肩の痛みだけでなく、腕のしびれや脱力感、指先の冷感などの症状が現れることもあります。
このような状態を「胸郭出口症候群」と呼び、野球肩と合併して起こることも少なくありません。

首の歪みが肩甲骨の位置をずらす

投球フォームの癖や日常生活での姿勢不良によって首に歪みが生じると、肩甲骨の位置がずれてしまいます。
肩甲骨は腕を動かす土台となる部分です。
この土台が不安定だと、いくら肩だけを治療しても根本的な改善にはつながりません。
例えば、家の土台が傾いていたら、どれだけ壁を修理しても問題は解決しませんよね。首と肩甲骨の関係も、まさにそれと同じなのです。

血流不良が野球肩を悪化させる

首の緊張が血管を圧迫する

野球肩において、もう一つ見逃せないのが「血流」の問題です。
首の筋肉が緊張すると、首から肩、腕へと流れる血管が圧迫されてしまいます。

特に鎖骨下動脈や腋窩動脈といった重要な血管は、首や肩周辺の筋肉の間を通っているため、筋肉の硬さの影響を受けやすいのです。

血流不良が引き起こす悪循環

血流が悪くなると、以下のような悪循環が生じます。

①栄養と酸素が届かない
筋肉や腱に十分な酸素と栄養が届かなくなります。すると、筋肉の回復力が低下し、疲労物質も溜まりやすくなります。
②炎症が長引く
炎症がある場合も、血流が悪いと炎症物質がその場に滞留し、痛みが長引く原因となります。
③さらに筋肉が硬くなる
血流不良は筋肉をより硬くします。硬くなった筋肉はさらに血管を圧迫し、血流がますます悪くなります。

この悪循環が、野球肩をなかなか改善しにくい慢性的な状態にしてしまうのです。

成長期の選手には特に重要

特に成長期の選手にとって、良好な血流環境は体づくりの面でも非常に重要です。
血流が改善されると、痛みの軽減だけでなく、筋肉の柔軟性向上や回復力アップにも直結します。

当院の野球肩に対するアプローチ

まずは徹底的に原因を特定

当院では、野球肩の施術において、痛みのある肩だけでなく、首や全身のバランスを重視しています。初回のカウンセリングと検査では、お一人お一人の身体の状態を徹底的に分析します。

• 首の可動域や筋肉の緊張度
• 頸椎の歪み
• 肩甲骨の位置
• 全身の重心バランス

これらを丁寧にチェックし、野球肩の本当の原因を特定していきます。

首と血流を整えて根本改善へ

施術では、首周辺の筋肉の緊張を優しく解放し、頸椎の歪みを整えることで、血流を改善していきます。
首の状態が良くなると、肩甲骨の動きもスムーズになり、肩関節への負担が軽減されます。
また、骨盤や背骨の歪みを整えることで、全身の重心バランスを改善します。
体のバランスが整うと、投球時に特定の部位だけに負担がかかることがなくなり、より効率的で怪我をしにくいフォームへとつながります。

大切な試合に向けて、あきらめないでください

実際に当院には、大会直前に肩の痛みで来院され、数回の施術で痛みなく全力投球できるようになった選手が数多くいらっしゃいます。
痛みのある肩だけでなく、首や全身のバランスを整えることで、驚くほど早く改善するケースも少なくありません。

こんな方はぜひご相談ください

• 投球時に肩が痛む
• 病院では安静にするしかないと言われた
大会が近いのに痛みが引かない
• 他の整骨院に通っても改善しない
• なるべく早く復帰したい

野球肩でお悩みの方は、ぜひ首の状態と血流にも目を向けてみてください。
肩の痛みが、実は首や体全体のバランスの崩れからきているかもしれません。

なかなか改善しない野球肩でお悩みの方、大切な試合を控えている方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
経験豊富な国家資格取得者が、あなたの症状に合わせた最適な施術プランをご提案いたします。

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