当院には、野球をはじめとしたオーバーヘッドスポーツをされている多くの選手が来院されます。その中でも特に多いご相談が「一度良くなった野球肩がまた痛くなった」「何度も繰り返してしまう」というお悩みです。
今回は、当院で実際に野球肩の選手を数多く根本改善へと導いてきた経験をもとに、再発予防について深掘りして解説します。
なぜ当院では野球肩の再発を防げるのか
まず、お伝えしたいことがあります。それは「痛みが取れる=完治」ではないということです。
多くの整骨院や病院では、電気治療やマッサージ、痛み止めなどで痛みを和らげることに重点が置かれています。確かに痛みは一時的に引くかもしれません。しかし、これでは症状の本当の原因にアプローチできていないのです。症状の本当の原因となる部分は人それぞれ異なりますが、痛みがある表面的な部分とは別のところにあります。
野球肩の本当の原因とは
野球肩の本当の原因として、以下のような要因が複雑に絡み合っています
• 骨盤の歪み
• 背骨の歪み
• 重心バランスの崩れ
• 筋肉の緊張、歪み
• 血流不順
• 股関節の可動域制限
• 体幹の機能不全
• 肩甲骨周辺の筋力低下
これらは一見、肩とは関係ないように見えますが、実は密接に関わっているのです。
例えば、当院に来院された11歳の野球少年のケースでは、他の接骨院で数ヶ月通っても改善しなかった野球肩が、わずか1〜2回の施術で改善しました。親御さんからは「信じられないような気持ちで感謝でいっぱい」というお言葉をいただきました。
なぜこのようなことが可能なのか。それは、初回のカウンセリング・検査に時間をかけ、どこに本当の原因があるかを特定してから施術に移るからです。
再発を防ぐための7つの重要ポイント
1. 身体全体のバランスを整える「重心バランス整体」
当院独自の「重心バランス整体」では、肩だけでなく全身を評価します。
例えば、股関節が硬くなると前足への体重移動が早くなり、結果として肩や肘への負担が大きくなります。「肩の痛み」というと肩ばかりに意識がいきがちですが、下半身の硬さが原因で肩を悪くしているケースは非常に多いのです。
当院では、どこに歪みがあるのか、どこの可動域が制限されているのかを徹底的に分析し、根本原因にアプローチします。
2. 肩甲骨の動きを取り戻す
肩関節は鎖骨と肩甲骨と一緒に動きます。そのため、肩甲骨の動きが悪くなると肩に過度な負担がかかります。
近年の研究でも、肩甲骨の運動異常・位置異常は野球肩をはじめとした投球障害につながる可能性が高いことが明らかになっています。
当院では、肩甲骨周辺の筋肉(僧帽筋下部、前鋸筋、菱形筋など)の機能を回復させ、正しい肩甲骨の動きを身体に教え込むアプローチを行います。
3. インナーマッスル(腱板)の強化
肩関節を安定させる腱板(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)の筋力低下は、野球肩の大きな原因の一つです。
腱板が弱いと、投球動作の際に肩関節の軸がずれて、上腕骨と肩甲骨がぶつかり合ったり、関節の間に筋肉が挟まったりして痛みが発生します。これが「インピンジメント症候群」です。
当院では、患者様一人ひとりの筋力レベルに合わせたトレーニング指導を行い、段階的に腱板を強化していきます。
4. 投球フォームの問題点を特定する
投球動作は下半身→体幹→上半身という連動した全身運動です。どこか一つでもエラー動作があると、肩に過度な負担がかかります。当院では、フォームの問題点を指摘し、どう改善すれば肩への負担が減るかをアドバイスします。
5. お尻の筋肉(殿筋群)の重要性
投球動作において、お尻の筋肉(大殿筋、中殿筋、小殿筋)は非常に重要な役割を果たしています。
お尻の筋肉が弱いと、軸足での踏ん張りが効かず、体幹の安定性が失われます。その結果、下半身で生まれたパワーを効率的に上半身へ伝えることができず、肩や肘が頑張りすぎてしまうのです。
特にお尻の筋肉が弱いと、以下のような問題が起こります
・お尻で体の回転を止められないため肩の筋肉で回転を止めてしまう
• 軸足が流れてしまう
• 体の開きが早くなる
• 前足への体重移動が不安定になる
• 下半身主導の投球ができない
結果として、腕の力だけで投げることになり、肩への負担が増大するのです。
野球肩の再発予防には、肩だけでなく、このようにお尻の筋肉を含めた下半身全体の機能を高めることが不可欠なのです。
6. 投球量の管理と休息の重要性
オーバーユース(使いすぎ)は野球肩の最大の原因です。
チームの仲間と同じ練習内容なのに自分だけ痛くなった、という経験はありませんか?これは、体のバランスやフォームに問題があることに加え、疲労が蓄積しているサインです。
成長期の選手は特に注意が必要です。骨や軟骨がまだ発達途中のため、過度な投球は深刻なダメージとなります。
当院では、選手の年齢、レベル、体の状態に応じて、適切な投球量や休息についてもアドバイスしています。
7. 定期的なメンテナンスで状態をチェック
実際に当院で改善された選手の多くが、その後も月に1回程度、体のバランス調整のために来院されています。未然に肩の痛みの原因になるところを見つけ治療を行うことで、怪我で離脱することがなくなるのです。
実際の症例から学ぶ
症例:大事な試合前に肩の痛みで投げられなくなった野球少年
11歳の野球少年が、大事な試合の前に肩の痛みで来院されました。他の接骨院にも通っていましたが、なかなか治らず、投げた時の違和感が消えない状態が続いていました。
わらにもすがるような思いで当院を訪れ、施術を受けたところ、たった1〜2回の施術で嘘のように違和感がなくなりました。
親御さんからは「無事に試合に出て思い切りプレーすることができました。信じられないような気持ちで感謝でいっぱいです」というお言葉をいただきました。
この症例のポイントは、痛みのある肩だけでなく、身体全体のバランスを整えたことです。検査の結果、骨盤の歪みと股関節の硬さが肩への負担を増やしていることが分かり、そこにアプローチすることで短期間での改善が実現しました。
保護者の方へのメッセージ
お子様が「肩が痛い」と訴えた時、「練習を休めば治る」と軽く考えていませんか?
確かに安静も大切ですが、根本原因が解決されていなければ、練習を再開したらすぐに再発します。むしろ、痛みを我慢して投げ続けることで、より深刻な状態になる可能性もあります。
早期に専門家の診断を受け、本当の原因を見つけることが、お子様の将来のスポーツ人生を守ることにつながります。
当院には、「他の病院では大会に出られないと言われたのに、ここに来て出場できた」という喜びの声を多数いただいています。諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ:野球肩の再発予防は「根本改善」がすべて
野球肩の再発を防ぐために最も重要なのは、表面的な痛みだけでなく、根本原因にアプローチすることです。
当院では
1. 初回のカウンセリング・検査で原因を特定
2. 身体全体のバランスを整える施術
3. セルフケアやトレーニングの指導
4. 投球フォームのアドバイス
5. 定期的なメンテナンスのサポート
これらをトータルで提供することで、「二度と再発しない身体づくり」をサポートしています。
経験豊富な国家資格取得者が、一人ひとりの身体の状態に合わせて丁寧に施術いたします。完全予約制のため、じっくりとお話を伺う時間も確保できます。
「他の整骨院で良くならなかった」「また痛みがぶり返してきた」という方こそ、ぜひ当院にお任せください。本川越駅西口から徒歩2分、夜21時まで営業していますので、部活帰りでも通いやすい環境です。
野球を心から楽しめる、痛みのない身体を一緒に作っていきましょう。







