今回は、野球をされている患者様からよくいただく「野球肘はどのくらいで復帰できるのか」というご質問についてお話しさせていただきます。
一般的に野球肘とは
野球肘は、投球動作を繰り返すことで発症するスポーツ障害の総称です。痛みの出る部位によって「内側型」「外側型」「後方型」に分類され、それぞれで復帰までの期間や治療方法が異なります。
タイプ別の復帰期間
・内側型野球肘
野球肘の中で最も発生頻度が高いタイプです。肘の内側の靭帯や筋肉の付着部に負担がかかることで発症します。比較的軽度であれば、2〜4週間の投球中止で復帰できるケースが多いとされています。ただし、内側側副靭帯を損傷している場合は、より長期の治療が必要になることもあります。
・外側型野球肘(離断性骨軟骨炎)
10〜12歳頃の成長期に多く見られ、野球肘の中で最も重症化しやすいタイプです。初期段階では痛みがほとんどなく、発見が遅れることも少なくありません。早期に発見できた場合は、投球禁止により自然治癒が期待できますが、6ヶ月から場合によっては1年半以上の長期間を要することがあります。症状が進行している場合は手術が必要となることもあります。
・後方型野球肘
投球時の肘の伸展動作で後方に負担がかかるタイプです。保存療法で改善することが多いですが、骨棘形成などが見られる場合は3ヶ月以上の治療期間が必要になることもあります。
なぜ当院では早期復帰が実現できるのか
他院で「数ヶ月かかる」と言われた症状が、当院では数回の施術で改善したというお声を多数いただいています。なぜ当院では早期復帰が可能なのか、その理由をご説明します。
1. 根本原因へのアプローチ
一般的な整骨院では、痛みのある肘だけに電気やマッサージを施すことが多いのですが、実は野球肘の本当の原因は肘だけにあるわけではありません。
投球で肘の内側や外側、または後方に負荷が加わりますが、肘の痛みの本質的な影響は血流障害です。肘関節周囲の筋肉や靭帯に栄養を送っているのは血液であり、しっかりと肘関節周囲に血液が届かないことによって、筋肉は硬くなったままとなり関節の動きも悪くなります。この状態で投球するので痛みが出てしまうのです。
また、安静にしても血液供給が行き届かない要因として、背骨や肋骨の動きがあります。胸椎には肋骨がついていますし、上肢の支点としても働いています。上肢の支点が安定していなければ肘に負担がかかりやすくなってしまいます。
当院では初回のカウンセリング・検査に十分な時間をかけ、骨盤の歪み、背骨の歪み、重心バランスの崩れ、筋肉の緊張、血流不順など、痛みの根本原因を徹底的に特定します。
2. 独自の「重心バランス整体」
当院が採用している「重心バランス整体」は、身体の重心バランスを整えることで、痛みの原因を根本から解消する施術法です。野球肘の場合、投球フォームの乱れや体幹のバランス不良が肘に過度な負担をかけていることが多くあります。
全身のバランスを整えることで、自然と正しい身体の使い方ができるようになり、肘への負担が減少します。これにより、従来よりも早い段階での競技復帰が可能になるのです。
3. 一人ひとりに合わせたオーダーメイド施術
患者様お一人おひとりの骨格、筋肉の付き方、生活背景、競技レベル、試合スケジュールは全て異なります。当院では画一的な施術ではなく、その時その時の症状や身体の状態に応じて施術方法を変えていく、完全オーダーメイドの施術を提供しています。
「全国大会まであと1週間」「大事な試合に間に合わせたい」といった切実な思いにも、できる限り寄り添い、最適な施術プランを組み立てます。
4. 国家資格保有者による高度な技術
当院では国家資格を持つ経験豊富な施術者のみが施術を担当します。多くの臨床経験を積んできたプロフェッショナルが、的確に症状を見極め、最短ルートでの改善を目指します。無資格者や学生が担当することは一切ありません。
5. 身体に優しいソフトな施術
「整体は痛いもの」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、当院の施術はお子様や妊娠中の方でも安心して受けられる優しい施術です。痛みを我慢する必要がないため、リラックスした状態で施術を受けていただけ、治癒力を最大限に引き出すことができます。
6. 充実したアフターケア
施術だけでなく、自宅で簡単にできるセルフケアや、投球禁止期間中に行える運動、栄養指導なども丁寧にお伝えしています。これにより、施術効果をさらに促進させ、早期復帰と再発防止を同時に実現します。
実際の患者様の声
当院では野球肘で悩む多くの患者様にご来院いただき、早期復帰を実現されています。実際にいただいたお声をご紹介します。
「数ヶ月改善しなかった野球肘の痛みが、数回の施術で投球できるようになりました」
ある患者様は、投球時の肘の痛みで整形外科や他の整骨院に通われていましたが、数ヶ月経っても改善せず、「安静にして様子を見るしかない」と言われていました。しかし、大事な試合が近づいているため、何とかしたいという思いで当院にお越しになりました。
初回のカウンセリングで詳しくお身体の状態を検査したところ、肘だけでなく背骨や肋骨の動き、そして血流障害が根本原因であることが判明しました。肘だけでなく全身のバランスを整える施術を行ったところ、数回の施術で投球時の痛みが大幅に軽減し、無事に試合に出場することができました。
「他では『安静にするしかない』と言われていたのに、こんなに早く投げられるようになるなんて信じられない」と大変喜んでいただきました。
復帰を早めるために大切なこと
・早期の適切な診断と治療
野球肘は、特に外側型の場合、初期段階では痛みが少ないため発見が遅れがちです。「少し違和感がある」程度でも、早めにご相談いただくことで、復帰までの期間を大幅に短縮できる可能性があります。
・試合やスケジュールに合わせた治療計画
当院では、大切な試合や大会の予定も伺いながら、できるだけ間に合うよう回復に努めます。「試合までに本気で治したい」という思いに寄り添い、最適な施術スケジュールを組み立てます。
・投球禁止期間中のケア
投球を休んでいる期間も、ただ安静にしているだけでなく、ランニングやバッティング練習など、肘に負担のかからない運動を続けることができます。当院では、このような期間中のアドバイスも行い、早期復帰をサポートいたします。
・再発防止のために
野球肘から復帰した後も、定期的に身体のバランスを整えることが大切です。当院では、施術後のセルフケアや栄養指導などにも力を入れており、施術効果をさらに促進させ、再発しない健康な身体作りをサポートしています。
身体のバランスが整った状態を維持することで、パフォーマンスの向上にもつながります。多くの患者様が、痛みの改善だけでなく、以前よりも良いプレーができるようになったと喜んでくださっています。
まとめ
野球肘の復帰期間は、タイプや症状の程度によって大きく異なります。
• 内側型:2〜4週間程度
• 外側型:6ヶ月〜1年半以上
• 後方型:数週間〜3ヶ月以上
しかし、これはあくまで一般的な目安です。早期発見・早期治療、そして根本原因へのアプローチにより、これらの期間を大幅に短縮できる可能性があります。
当院では、独自の「重心バランス整体」と国家資格を持つ経験豊富な施術者による完全オーダーメイドの施術で、患者様一人ひとりに最適な治療を提供しています。本川越駅西口から徒歩2分、平日は夜21時まで営業しており、部活帰りの方でも通いやすい環境が整っています。
「正直諦めかけているけど、どうにかしたい」「試合までに本気で治したい」そんな思いをお持ちの方は、ぜひ当院にご相談ください。必ずお力になります。







