こんなお悩みはありませんか?
- パソコン作業を続けていると肩が重だるくなる
- 夕方になると肩から首にかけての痛みが強くなる
- 肩こりがひどくて頭痛まで出るようになった
- マッサージを受けても翌日には元に戻ってしまう
- 肩甲骨の間が常に張っている感じがする
- 腕を上げると肩に違和感や痛みがある
このような症状でお悩みの方、実はデスクワークが原因かもしれません。当院では、単なる肩こりとして片付けるのではなく、根本的な原因にアプローチすることで多くの方の症状改善をサポートしています。
なぜデスクワークで肩が痛くなるのか
多くの方は「長時間同じ姿勢でいるから」「パソコンを使うから」と考えがちですが、実はもっと根本的な原因があります。デスクワークと肩の痛みの関係を詳しく見ていきましょう。
デスクワークが肩に与える5つの影響
1. 前かがみ姿勢による肩甲骨の位置異常
デスクワークでは、キーボードやマウスを操作するために腕を前に出した姿勢を長時間維持します。この時、肩甲骨は本来あるべき位置から外側に開いた状態で固定されてしまいます。
肩甲骨が外側に開くと、肩甲骨と背骨をつなぐ菱形筋という筋肉が常に引き伸ばされた状態になります。ゴムを長時間伸ばし続けるとだるくなるように、この筋肉も疲労し、肩甲骨の間に痛みや張りを感じるようになるのです。
同時に、胸の前側にある大胸筋や小胸筋は縮んだままになり、肩が内側に巻き込む「巻き肩」の状態になります。この巻き肩が定着すると、肩の関節自体の動きも制限され、腕を上げる動作で痛みが出やすくなります。
2. ストレートネックによる首・肩への過剰な負担
モニターを見るために頭が前に出る「ストレートネック」の姿勢は、デスクワーカーの多くが抱える問題です。成人の頭の重さは約5キロ、ボーリングの球と同じくらいの重さがあります。
頭が正しい位置にあるときは、背骨全体で重さを支えることができます。しかし、頭が前に5センチ出るだけで、首や肩にかかる負担は2倍以上に増えると言われています。つまり、10キロ以上の重りを首と肩の筋肉だけで支え続けることになるのです。
この状態が8時間、9時間と続けば、僧帽筋や肩甲挙筋といった首から肩にかけての筋肉は疲労困憊し、硬く緊張してしまいます。
3. マウス操作による片側への偏った負担
マウスを使う作業では、片方の腕だけを前に出して動かし続けます。このとき、マウスを操作する側の肩は常に少し上がった状態になり、肩周りの筋肉が緊張し続けます。
また、マウスを持つ手首から肩にかけての筋肉は細かい動きを繰り返すため、筋肉の微細な損傷が蓄積されていきます。これが右肩だけ、あるいは左肩だけが痛くなる原因となります。
4. 長時間の同一姿勢による血流の悪化
人間の身体は本来、動き続けることで健康を保つようにできています。筋肉は収縮と弛緩を繰り返すことで、ポンプのように血液を循環させています。
しかし、デスクワークでは何時間も同じ姿勢を保ち続けます。すると、肩周りの筋肉は収縮したまま弛緩することがなく、血管が圧迫され続けて血流が悪化します。血流が悪化すると、筋肉に必要な酸素や栄養が届かず、老廃物も溜まっていきます。
この状態が「筋肉の虚血状態」を招き、痛みやこり、だるさとして感じられるようになるのです。夕方になると肩が重くなるのは、この血流悪化が蓄積された結果です。
5. 浅い呼吸による酸素不足
デスクワークで集中していると、呼吸が浅くなります。浅い胸式呼吸だけでは、身体全体に十分な酸素が行き渡りません。特に肩周りの筋肉は、酸素不足になると疲労物質が蓄積しやすくなります。
また、浅い呼吸では肋骨があまり動きません。肋骨の動きが少ないと、肩甲骨の動きも制限され、これがさらに肩の動きを悪くする悪循環を生み出します。
在宅ワークで増える肩の痛み
近年、在宅ワークが増えたことで、肩の痛みを訴える方が急増しています。自宅では会社のようなデスク環境が整っていないことが多く、ダイニングテーブルやソファで作業する方も少なくありません。
不適切な高さのテーブルやイス、ノートパソコンの小さな画面、会議が増えることによる長時間の座りっぱなしなど、オフィスワーク以上に身体への負担が大きくなっているケースも見られます。
このような環境では、知らず知らずのうちに無理な姿勢を取り続け、肩の痛みが慢性化しやすくなっているのです。
デスクワークによる肩の痛み、3つの根本原因
当院では、デスクワークによる肩の痛みには主に3つの根本原因があると考えています。
1. 骨盤の歪みと座り姿勢
デスクワークの最大の問題は「座りっぱなし」であることです。長時間座っていると、骨盤は後ろに傾き、背中は丸まっていきます。
骨盤は身体全体の土台です。この土台が歪むと、その上にある背骨も歪み、最終的には肩や首に大きな負担がかかります。
「座る姿勢に気をつけている」という方も多いですが、無意識のうちに楽な姿勢(実は身体に負担がかかる姿勢)をとってしまうものです。骨盤の歪みを整えない限り、正しい姿勢を維持することは困難なのです。
2. 胸椎と肋骨の硬さ
デスクワークでは、パソコン画面を見るために首が前に出て、背中が丸まった姿勢が続きます。この姿勢が長時間続くと、肩甲骨の間にある「胸椎」という部分が極端に硬くなります。
試しに背中を丸めた状態で腕を上げてみてください。上がりにくいはずです。次に姿勢を正して同じことをすると、腕がスムーズに上がることがわかるでしょう。
これは胸椎の動きが肩の運動と密接に関係しているからです。胸椎が硬くなると、肩を動かすたびに余計な負担がかかり、痛みや違和感として現れます。
また、呼吸の浅さも問題です。デスクワークに集中していると、無意識に呼吸が浅くなります。これは肋骨の動きが制限されている証拠で、肩周りの筋肉がさらに硬くなる悪循環を生みます。
3. 重心バランスの崩れ
長時間のデスクワークによって骨盤や背骨が歪むと、重心バランスも大きく崩れます。
本来、人間の身体は頭から足まで一直線上にバランスよく並んでいるべきです。しかし、デスクワークによって頭が前に出て、背中が丸まり、骨盤が後傾すると、重心は大きく前方に移動します。
この不安定な状態を支えるため、肩や首の筋肉は常に緊張状態を強いられます。立ち上がった時に肩がこっている、歩いていても肩が重いと感じるのは、重心バランスの崩れが原因なのです。
当院のアプローチ:重心バランス整体
当院では、これら3つの根本原因に対して「重心バランス整体」という施術法でアプローチしています。
一般的なマッサージや電気治療は、表面的な筋肉の緊張をほぐすだけです。しかし当院では、人体の構造に基づいた左右非対称の施術を行うことで、骨盤や背骨の歪みを根本から調整します。
デスクワークで崩れてしまった身体のバランスを、本来あるべき状態に戻していくのです。施術は身体に優しいソフトなもので、痛みを感じることはほとんどありません。
重心バランスが整うと、座っている時の姿勢が自然と良くなり、肩への負担が大幅に減少します。多くの方が「こんなに楽になるとは思わなかった」と驚かれます。
デスクワーカーのための日常ケア
施術と合わせて、日常生活でのケアも重要です。当院では一人ひとりに合わせたセルフケア指導も行っています。
デスクワーク中にできる簡単なケア
- 1時間に一度は立ち上がって軽く身体を動かす
- 肩甲骨を意識的に動かすストレッチを取り入れる
- 深呼吸を意識して肋骨を動かす
- モニターの高さや椅子の高さを調整する
ただし、これらのケアも骨盤や背骨の歪みが整っていなければ、十分な効果は得られません。まずは根本から身体を整えることが大切です。
まとめ
デスクワークによる肩の痛みは、単に肩の筋肉が疲れているだけではありません。骨盤の歪み、胸椎と肋骨の動きの低下、重心バランスの崩れという3つの根本原因が隠れています。
マッサージや電気治療で一時的に楽になっても、これらの根本原因にアプローチしなければ、すぐに症状は戻ってしまいます。
当院では、人体の構造に基づいた施術で全身のバランスを整え、痛みの根本改善を目指します。長年のデスクワークで慢性化した肩の痛みでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
適切なアプローチによって、「こんなに楽になるんだ」と実感していただけるはずです。どこに行っても良くならなかった肩の痛みも、諦める必要はありません。一緒に根本から改善していきましょう。







