川越市・本川越で根本改善なら「Utile整骨院」

お子さんが「かかとが痛い!」と訴えて、スポーツを休みがちになっていませんか?特に成長期の小学生から中学生のお子さんに多く見られるこの症状は、「シーバー病(踵骨骨端症)」の可能性があります。

当院では、多くのスポーツを頑張る若いアスリートたちの治療に携わってきました。実際に、「全国大会を一週間前に控えていながら、踵の痛みで足もつけなかった状態が、数回の施術で痛みが取れ全国大会に出場することができた」という症例もございます。今回は、シーバー病における温熱療法の是非について、正しい知識をお伝えします。

 

シーバー病とは?

シーバー病は、正式には「踵骨骨端症(しょうこつこったんしょう)」と呼ばれる成長期の子供に特有のスポーツ障害です。7歳から15歳頃の成長期にある子供のかかとの骨には「成長軟骨(成長板)」があり、この部分にアキレス腱足底筋膜からの過度な負荷がかかることで炎症が起き、痛みが生じます

成長期には、かかとの骨が周囲の筋肉や腱よりも速く成長するため、筋肉や腱が引っ張られて緊張した状態になります。この状態で繰り返しランニングやジャンプなどの運動を行うと、アキレス腱がかかとの成長軟骨を引っ張り続け、炎症を引き起こすのです。

主な症状

  • かかとの痛み(特に運動中や運動後)
  • 朝起きたときの痛み
  • かかとを触ると痛い
  • つま先歩きになる
  • 運動を休むと痛みが軽減する
  • かかとの両側を押すと強い痛みがある

 

温めることは効果的?アイシングとの正しい使い分け

アイシング

シーバー病は成長軟骨の炎症を伴う疾患です。炎症が起きている部位を温めてしまうと、血流が増加し、かえって炎症反応が強まってしまう可能性があります。そのため、炎症をおさえるために、練習後や痛みがあるときには入念なアイシング(冷やすこと)を実施しましょう。

また、アイシング後に患部を温めると、血管が収縮から拡張へと切り替わり、血液循環が一気に良くなります。この反応により、患部に溜まった老廃物や疲労物質が血流に乗って流されやすくなり、回復を促進する効果が期待できます。このように、アイシングは単に炎症を抑えるだけでなく、循環改善による治癒促進という二重の効果があるのです。

温熱療法

ただし、すべての状況でアイシングが最適というわけではありません。急性期を過ぎて炎症が落ち着いた後の慢性期や、筋肉の硬さが主な問題となっている場合には、温熱療法が有効なケースもあります。

温熱療法が適している状況

  • 腫れが落ち着いている
  • 炎症反応が軽減している
  • 筋肉の硬さや柔軟性の低下が問題となっている
  • アキレス腱やふくらはぎの筋肉の緊張が強い場合

このような状況では、温めることで血流が改善され、筋肉の柔軟性が高まり、痛みの軽減につながります

 

当院のアプローチ

当院では、単純に温めたり冷やしたりするだけでなく、症状の根本原因へのアプローチを重視しています。

根本原因を特定する

病院や他の整骨院に通っていても中々改善できない、良くなったと思ったらすぐに痛みがぶり返してくる――このような経験をされている方も多いと思います。それは、これまで受けて来た電気・マッサージ・痛み止め・シップなどの処置では、症状の本当の原因にアプローチ出来ておらず、根本から改善出来ていないからです。

症状の本当の原因となる部分は、人それぞれ異なりますが、痛みがある表面的な部分とは別のところにあります。シーバー病においても、単にかかとだけの問題ではなく、以下のような全身のバランスを考慮します:

  • 骨盤の歪み
  • 背骨の歪み
  • 重心バランスの崩れ
  • 筋肉の緊張、歪み
  • 血流不順

当院では、初回のカウンセリング・検査に時間を掛け、どこに原因があるかを特定してから施術に移ります。本当の原因に対して的確なアプローチを施すことによって、長年お悩みの症状も根本改善へ導く事が可能になるのです。

 

実際の症例から

当院で治療を受けた中学生フィールドホッケー選手の例では、「踵と離れた場所の治療は必要なのかなと思いましたが、身体の歪みに気づいており、今回の踵の痛みは骨や筋肉がバランスを崩したことが原因だと教えてもらいました。痛い治療はしませんでしたが、終わったときに痛みが取れていてびっくりしました」とのお声をいただいています。

このように、局所的な治療だけでなく、全身のバランス調整が重要であることがわかります。

 

家庭でできるセルフケア方法

湯船に浸かって循環を良くする

慢性期や炎症が落ち着いた段階では、湯船にゆっくりと浸かることが効果的です。温かいお湯に浸かることで全身の血液循環が改善され、筋肉の緊張がほぐれ、疲労回復が促進されます。ただし、急性期で痛みや腫れが強いときは避け、アイシングを優先してください。

入浴のポイント:

  • 38~40度程度のぬるめのお湯で
  • 10~15分程度ゆっくりと浸かる
  • 入浴後は軽くストレッチを行うとより効果的

 

日常生活での注意点

  • 適切な休息を取る:痛みがあるときは無理をせず、運動量を調整する
  • 適切な靴やインソールの使用:インソールは過度にクッション性のあるものよりも、足裏全体で体重を支えられる平らなものを推奨します。クッション性が高すぎると足裏のバランスが不安定になり、かえって負担がかかることがあります

 

まとめ

シーバー病における温熱療法については、症状の段階によって使い分けることが重要です。急性期で炎症が強いときにはアイシングですが、慢性期で筋肉の硬さが問題となっている場合には、適切な温熱療法も有効です

ただし、最も重要なのは、痛みの根本原因を特定し、適切な治療を行うことです。当院では、初回のカウンセリング・検査に時間を掛け、丁寧にひとつひとつ検証し分析する事で、症状の原因などを特定していきます。

多くの臨床経験を積んできた施術家が担当し、お子様でも安心して施術を受けて頂ける優しい施術で、長年お悩みの症状も根本改善へ導きます。お子さんのシーバー病でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。専門的な検査と個別の治療プランで、お子さんの早期復帰をサポートいたします。

 
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