バレエやサッカーなど、足首に大きな負担がかかるスポーツをされている皆様の中には、三角骨障害で悩まれている方も多いのではないでしょうか。今回は、三角骨障害の再発を防ぐために知っておいていただきたい重要なポイントについてお話しします。
三角骨障害とは?
三角骨障害は、足関節後方インピンジメント症候群とも呼ばれ、バレエダンサーやサッカー選手に多く見られる疾患です。足関節を底屈(つま先立ちのように足首を伸ばす動作)することが多い競技で発症しやすく、足首の後方に痛みを感じます。
三角骨は、足首にある距骨(きょこつ)という骨の後方にある小さな過剰骨(余分な骨)で、人口の5~10%程度の方が持っていると言われています。この三角骨が繰り返しのつま先立ちのような負荷により、足首の後方で挟まって炎症を起こしたものが三角骨障害です。
手術をしても再発してしまう理由
三角骨障害は難治性と言われ、病院では手術適応となることが多いです。手術をして良くなることもありますが、スポーツをしてまた痛みが出てしまったり、除去したはずの三角骨が再発してしまうこともあります。
なぜこのようなことが起こるのでしょうか?
それは、三角骨だけの問題を取り除いても痛みが改善されないことがほとんどだからです。足首後方に負担がかかる根本的な原因が残っている限り、症状は繰り返されてしまいます。
足首後方に負担がかかる3つの原因
当院では、三角骨障害を改善させ再発することなくスポーツに復帰させてきましたが、なぜそのようなことができたのでしょうか?
それは、足首後方に負担がかかる原因をしっかり特定することができたからです。
骨盤の安定性低下
バレエのポアント時、つま先で体を支えていますが、果たしてつま先や足首だけの力で体を支えているのでしょうか?サッカーでボールを蹴る時は、足首の動きだけでボールを蹴っているのでしょうか?
体を支えたり、ボールを勢いよく蹴るには足首だけの力では不十分です。
骨盤は体の中心にあり、車で例えるならエンジンのようなところです。骨盤が安定して機能していなければ、足首に過度な負担が加わってしまいます。これが三角骨障害の大きな原因の一つです。
アキレス腱の柔軟性低下(血流障害)
三角骨障害で痛みがある方は、アキレス腱も硬くなっていることがほとんどです。アキレス腱が硬くなってしまう原因は血流障害です。
アキレス腱には、毛細血管が豊富な膜がありアキレス腱に血液を供給しています。何らかの原因でアキレス腱に血液が供給されなくなるとアキレス腱がどんどん硬くなってしまい、足首の動きを障害してしまうのです。
血液は筋肉や骨の栄養分ですから、血流が確保されていないということは、アキレス腱を含めた足首周囲の組織が弱りやすく、疲労の回復も遅くなってしまいます。
後方重心
足首の後方に負荷が加わるということは、日常生活から足首の後方に負荷を受けやすい状態になっています。足首後方の負荷は、後方重心になっていることがほとんどです。
重心のバランスが崩れていると、立っているだけでも、歩いているだけでも、足首後方に負担がかかり続けてしまいます。
当院の重心バランス整体による根本改善
三角骨障害は、先ほどお伝えした3つの原因を全て取り除く必要があります。
当院の重心バランス整体では、以下のアプローチを行います:
- 骨盤の安定性を高める調整
- 血流を改善しアキレス腱の柔軟性を回復させる施術
- 重心バランスを整え、足首への負担を軽減
これらを全て調整することによって、もう手術しかないと言われた三角骨障害を改善することができるのです。
痛む箇所だけアプローチしていてはいつまでたっても改善されません。スポーツは体全体を使って行っています。足首だけではなく体のバランス、全体を調整する必要があるのです。
再発を防ぐための日常生活でのポイント
施術によって症状が改善した後も、再発を防ぐためには日常生活での意識が大切です。
正しい姿勢を意識する
日常生活での姿勢が後方重心になっていないか、定期的にチェックしましょう。立っている時、歩いている時の重心の位置を意識することが重要です。
アキレス腱のケア
練習後のストレッチはもちろんですが、血流を良くするための入浴やセルフマッサージも効果的です。ただし、痛みを伴う無理なストレッチは避けましょう。
段階的な復帰プロセス
痛みが軽減したからといって、すぐに元の練習量に戻すのは危険です。当院では、それぞれの回復段階に応じた復帰プログラムをご提案し、安全にスポーツ復帰できるようサポートしています。
定期的な身体のメンテナンス
症状が改善した後も、定期的に身体のバランスをチェックし、調整することで再発のリスクを大幅に軽減できます。
まとめ
三角骨障害の再発予防には、足首だけでなく、骨盤の安定性、アキレス腱の柔軟性、重心バランスといった全身の状態を整えることが不可欠です。
三角骨障害は難治性ではありますが、改善しないスポーツ障害では決してありません。適切な施術を受けければしっかり結果も出ます。
試合や大会まで時間がない、早く復帰して一刻も早く練習に取り組みたいと思っているのであれば、ぜひ当院に一度お越しください。
当院では病院や他の整骨院・整体院で良くならなかった方も来院され、多くの方が改善され喜ばれています。スタッフもみんなスポーツ経験者で、ご利用者様の悩みを理解しています。
あなたのスポーツ復帰と再発予防を、当院が全力でサポートいたします。







