「人工股関節の手術を受けたのに、まだ股関節が痛い」というお悩みで来院される方が少なくありません。手術をすれば痛みから解放されると期待していたのに、思うように改善しない。そんな不安を抱えている方のために、今回は人工股関節術後の痛みについてお話しします。
人工股関節手術後も痛みが残る主な理由
1. 手術では関節そのものしか改善できない
人工股関節置換術は、変形した股関節を人工のものに取り替える手術です。確かに関節の構造的な問題は解決されますが、それだけでは痛みの根本原因が取り除かれるわけではありません。
実は、股関節の痛みの多くは「股関節そのものの問題」だけではなく、身体全体のバランスの崩れや周辺の筋肉の緊張が関係しています。手術で人工関節になっても、これらの問題が残っていれば痛みは続いてしまうのです。
2. 骨盤や背骨の歪みが残っている
長年股関節の痛みを抱えていた方は、痛みをかばうために無意識に身体の使い方が偏っています。その結果、骨盤や背骨に歪みが生じ、それが新たな痛みの原因となっているケースが非常に多いのです。
手術で股関節を交換しても、骨盤の歪みや背骨のバランスが整っていなければ、人工関節に負担がかかり続け、周辺組織の痛みとして現れます。
3. 周辺の筋肉が硬くなっている
股関節周りの筋肉は、長期間の痛みや手術によるダメージで硬く緊張した状態になっています。特に、お尻の筋肉(臀筋群)や太ももの筋肉(大腿筋膜張筋)、股関節の深部にある筋肉(腸腰筋)などが固まっていることが多いです。
これらの筋肉の緊張は、股関節の動きを制限し、痛みを引き起こす大きな要因となります。
4. 重心バランスの崩れ
痛みをかばって歩いていた期間が長いと、身体の重心バランスが大きく崩れています。人工股関節になっても、この重心の偏りが改善されなければ、身体の一部に過度な負担がかかり続けます。
当院では、この重心バランスを整えることを特に重視しています。なぜなら、重心が整わなければ、どんなに良い手術を受けても、身体は正しく使えないからです。
5. 血流不足による痛み
手術後のリハビリが十分でなかったり、筋肉の緊張が続いたりすると、股関節周辺の血流が悪くなります。血流不足は痛みや回復の遅れにつながります。
当院でできる術後の痛み改善アプローチ
全身のバランスを整える「重心バランス整体」
当院独自の重心バランス整体では、股関節だけでなく、骨盤・背骨・全身のバランスを総合的に調整します。身体の土台から整えることで、人工股関節にかかる負担を軽減し、痛みの根本原因にアプローチします。
筋肉の緊張を解放する施術
硬くなった股関節周辺の筋肉を丁寧にほぐし、本来の柔軟性を取り戻します。当院の施術は身体に優しい整体ですので、術後の身体にも安心して受けていただけます。
血流改善で回復力を高める
筋肉の緊張をほぐし、身体のバランスを整えることで、股関節周辺の血流が改善されます。血流が良くなると、痛みが軽減するだけでなく、組織の回復も促進されます。
日常生活でのアドバイス
施術効果を高めるために、ご自宅でできる簡単なセルフケアや、日常生活での身体の使い方についてもアドバイスさせていただきます。
諦めないでください
「手術したのに痛い」という状態は、決して珍しいことではありません。多くの方が同じお悩みを抱えています。しかし、適切なアプローチをすれば、術後の痛みは改善できる可能性が十分にあります。
当院では、国家資格を持った経験豊富な施術家が、お一人お一人の身体の状態を丁寧に検査し、その方に最適な施術プランをご提案します。
人工股関節にしても痛みが残っている方、どこに行っても良くならないとお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
また、「これから人工股関節の手術を勧められているけれど、本当に手術が必要なのか迷っている」という方もいらっしゃるかもしれません。手術を決断する前に、まずは身体全体のバランスを整えることで痛みが改善できる可能性もあります。手術はいつでもできますが、その前に当院の施術を試してみませんか?
根本からの改善を目指して、全力でサポートさせていただきます。







