シンスプリントの症例報告
年齢 性別
１０代 女性
ご相談内容
陸上の練習中に右のふくらはぎが痛くて走れない。
大会や記録会が近いのに、ジョグ程度でも痛みが出るので練習に参加できないことの焦りがある。
朝ご飯をしっかり食べてしまうと走る前や走っている最中に腹痛が起こってしまうので、ご飯がしっかり食べられない。
別の整骨院に通っていたが、痛みが強くなってしまい別の整骨院を探していたところ、自宅から近い当院を見つけにご来院。
カウンセリング・検査
身体のバランスが崩れており、身体に力がうまく入らない状態だった。
特に腓腹筋、大腿四頭筋の張りが強く、右と左では右側の方が張りが強かった。
背骨の腰椎が歪んでおり、腰椎から出ている腸骨下腹神経や大腿神経、浅・深腓骨神経に支障が出ている影響で、腓骨筋や四頭筋に硬さが出てしまっていると説明。
お腹の張りが強く、お腹の痛みは腸骨下腹神経に支障が出ていることが関係していることを指摘。
間食は食べないようにしているということだったが、練習前に捕食をとり血糖値を上げた状態で練習しないと、エネルギー源が足りなさ過ぎて筋肉を分解してエネルギーを補給してしまうので、筋肉が分解を抑えるために練習前の捕食でおにぎりやラムネでブドウ糖を補給することを勧めた。
治療
〇初診
大会も近く、ふくらはぎの痛みがあり走れないということなので、本日は全身のバランスを整えふくらはぎの張りを取るために脛骨神経と浅深腓骨神経の調整を行った。
バランスはしっかり整ったが、走ってみないと痛みが変化しているかわからないということで、次回痛みの変化を聞くことにして、本日は終了。
〇２診目(初回から１週間)
ふくらはぎの痛みはなく走れるようになったが、まだお腹の痛さが残るというので、本日は全身のバランスを整えることと、腸骨下腹神経の調整を行った。
間食はラムネのタブレットを取ってブドウ糖を補給してから練習に参加できている。
痛みがなくなったので、次は２週間開けてみることにした。
〇３診目(初診から３週間)
お腹の痛みがなくなり、ご飯がしっかり食べられるようになった。
合宿で山道を走り、前ももが疲れたということだったので確認してみると大腿四頭筋の張りが強かったため、四頭筋が緩むように調整。
身体のバランスも調整し、身体が軽くなったということで、本日は終了。
〇５診目(初診から１ヵ月半)
右のふくらはぎの痛みが昨日の練習で再発した。
練習ができなかったわけではないが、走っているときに痛みが気になったが今日は気にならなかったという。
骨盤のゆがみが気になり、骨盤周りを触ってみるとかなり敏感になっていた。
全身のバランスを整えることに骨盤周りの調整を加え、余った時間でふくらはぎの張りを取った。
〇8診目(初回から２ヵ月半)
今まで痛みがなく安定して運動ができていたが、ここ２，３日で痛みが出てきており、明日に駅伝を控えた連取が思うようにできない。
練習がハードだったこともあり、全身に疲労がたまっていた。
疲労が取れるように調整し、痛みが出ている患部にアプローチした。
特に後脛骨筋の張りが強かったので緩めるように調整をし、痛みを確認するため軽くジョグをしてもらい、そこでの痛みがなくなったため、今日のところは終了。
〇１０診目(初診から４ヵ月)
痛みはないが、続く大会の疲労でまだメニューができていない。
全身のバランスを整えることを中心に施術し、今後はオフシーズンに入るため定期的なメンテナンスに移行。
院情報
Utile整骨院
住所：埼玉県川越市中原町２丁目2−１ 川越中原町ビル 3F A号室
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TEL：049-298-5512
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