川越市・本川越で根本改善なら「Utile整骨院」

突然ですが、「タナ障害」という診断名はご存じですか?

タナ障害は比較的知名度の低い疾患のため、「ただの疲れだろう」「成長痛だろう」と見過ごされてしまうケースが少なくありません。この記事では、タナ障害がいったい何なのか、なぜ痛みが起こるのか、そして放っておくとどうなるのかについてわかりやすくお伝えします。

タナ障害(膝関節滑膜ひだ障害)とは

膝の関節の内側には、「滑膜ひだ(かつまくひだ)」と呼ばれる薄い組織が存在します。これは胎児期に膝関節が形成されるときに残った組織の名残で、正式には「内側滑膜ひだ」と呼ばれています。

また、滑膜ひだは、膝のお皿(膝蓋骨)の内側に位置しています。

膝の関節の中は「滑膜」という薄い膜で包まれており、その滑膜の一部が折り重なってヒダ状になったものが滑膜ひだです。具体的には、お皿の内側から大腿骨(太ももの骨)の内側にかけて、弓状に張り出すように存在しています。

膝を曲げ伸ばしするたびに、この滑膜ひだは大腿骨の内側の丸みのある部分(内側顆)の上をすべるように動きます。正常な状態であれば薄くて柔らかいため問題ありませんが、炎症などで肥厚・硬化すると、この動きのたびに骨とこすれて痛みが生じるようになります。

 健康な状態であれば、この滑膜ひだは柔軟で薄く、膝の動きの邪魔をすることはありません。しかし、スポーツや日常動作の繰り返しによって刺激が加わり続けると、この組織が肥厚(厚く硬くなること)してしまい、膝を曲げ伸ばしするたびに関節内の軟骨や骨にこすれて痛みを生じさせるようになります。

これが「タナ障害」の正体です。

「タナ」という名前は、この滑膜ひだが棚(タナ)のような形をして膝の内側に張り出している様子から名付けられました。

こんな症状はありませんか?

タナ障害の症状はさまざまで、「なんとなく膝が痛い」という漠然とした訴えが多いのが特徴です。以下のような症状に心当たりはありませんか?

  • 膝の内側・膝蓋骨(お皿)の内側下あたりに痛みがある
  • 階段の昇り降り・しゃがみ込みなどで痛みが増す
  • 膝を曲げたときに「コリッ」「パキッ」というクリック音がする
  • 走り始めや運動の初期に痛みがあり、ウォームアップすると楽になる
  • 長時間座り続けた後、立ち上がりがつらい
  • 膝を押すと内側に痛みを感じる部位がある
  • 繰り返し同じ場所が痛み、なかなか改善しない

特にスポーツをしている中学生・高校生に多く見られる疾患ですが、ランニング・自転車・バレーボール・バスケットボールなど膝を繰り返し使う動作が多い方は年齢を問わず発症します。

なぜ痛みが起こるのか

タナ障害が起こる主なメカニズムは、繰り返す摩擦炎症です。

膝を曲げ伸ばしするたびに、肥厚した滑膜ひだが大腿骨(太ももの骨)の内側の突起部分にこすれます。この摩擦が積み重なることで滑膜ひだはさらに炎症を起こし、より厚く硬くなっていきます。

また、タナ障害が起こりやすい背景には、膝そのものの問題だけでなく身体全体のアライメント(骨格の並び方・重心バランスの崩れ)が深く関わっていることがほとんどです

たとえば、骨盤の歪みや股関節の動きの制限があると、膝に不自然なねじれの力がかかり続けます。足首の硬さや扁平足なども、膝への負担を増大させる原因になります。

「膝が痛い=膝だけの問題」と考えてしまうと、本当の原因にたどり着けず、なかなか改善しないという状況に陥りやすいのです。

放っておくとどうなるのか

タナ障害は初期の段階では運動後の軽い痛みや違和感程度であることが多く、少し休むと楽になるため、そのまま放置されてしまうケースが多い疾患です。

しかし適切な対処をしないまま運動を続けると、滑膜ひだがさらに肥厚・硬化し、関節内の軟骨を徐々に傷つけていきます。 軟骨は一度損傷すると自然には回復しにくい組織のため、将来的に変形性膝関節症へ進行するリスクも高まります。

また、痛みをかばって動いているうちに、腰・股関節・足首などに二次的な不調が連鎖して出てくることも少なくありません。

タナ障害と間違えやすい疾患

膝の痛みにはさまざまな原因があり、タナ障害は以下の疾患と混同されやすいため注意が必要です。

ジャンパー膝(膝蓋腱炎) 膝蓋骨(お皿)の下あたりに痛みが出る点は似ていますが、ジャンパー膝はジャンプ・ダッシュなど膝を強く伸ばす動作で痛みが増すのが特徴です。タナ障害は膝の内側に特有のクリック音や引っかかり感が出やすい点で区別できます。

ランナー膝(腸脛靭帯炎) ランナー膝は膝の外側に痛みが出ることがほとんどです。タナ障害は膝の内側に痛みが出るため、痛みの場所が異なります。

半月板損傷 半月板損傷も膝のひっかかり感や痛みを伴いますが、明確な受傷のタイミングがあることが多く、MRIなどの画像検査で鑑別が可能です。タナ障害はレントゲンには写らないため、見逃されやすい点が注意ポイントです。

オスグット病 成長期の子どもに多く、膝蓋骨のやや下(脛骨粗面)に痛みが出るのが特徴です。タナ障害は膝の内側・お皿の内側下方に痛みが出やすい点で異なります。

当院でのアプローチについて

当院では、タナ障害に対して「膝だけを治す」という局所的な発想ではなく、なぜ膝に繰り返し負担がかかってしまっているのかという根本原因を突き止めることを最も大切にしています。

初回のカウンセリング・検査をしっかり行い、姿勢・重心バランス・股関節や足首の動き・骨盤の歪みなど身体全体の状態を丁寧に分析します。そのうえで、当院独自の「重心バランス整体」を中心に、膝への負担が少なくなる身体の使い方を取り戻す施術を行います。

また、ご自宅でできるセルフケアのご指導にも力を入れています。施術で整えた身体の状態を日常生活の中でキープすることが、再発しない身体づくりへの近道だからです。

「膝の内側が痛い」「なかなか治らない膝の違和感がある」という方は、ぜひ一度当院にご相談ください。あなたのお身体の状態をしっかりと診させていただきます。

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