ランニングを楽しんでいる方の中で、足の裏、特に足底に痛みを感じて悩まれている方は少なくありません。「走り始めは痛いけれど、走っているうちに痛みが和らぐ」「朝起きた時の一歩目が特に痛い」といった症状に心当たりはありませんか?
今回は、ランニング中の足底の痛みについて、その原因や当院での改善アプローチについてお話しします。
足底の痛みの主な原因
ランニング中の足底の痛みで最も多いのが「足底筋膜炎」です。足底筋膜とは、かかとから足の指の付け根まで扇状に広がる強靱な組織で、アーチを支えクッションの役割を果たしています。
この足底筋膜に繰り返し負担がかかることで炎症が起き、痛みが発生します。特にランニングでは着地の衝撃が繰り返されるため、足底筋膜への負担が大きくなりやすいのです。
こんな症状はありませんか?
- 朝起きて最初の一歩が痛い
- 走り始めに足底が痛むが、動いているうちに楽になる
- 長時間座った後に立ち上がると痛い
- かかとの内側を押すと痛みがある
- 走行距離を伸ばしたら痛みが出始めた
これらの症状に一つでも当てはまる方は、足底筋膜炎の可能性があります。
なぜ足底に負担がかかるのか?
多くの方は「使いすぎ」「オーバーワーク」が原因だと考えがちですが、実は足底の痛みには、表面的な部分とは別の根本原因が隠れていることがほとんどです。
「練習量を減らして安静にしているのに良くならない」「一度治ったと思ったらまたすぐに痛みが戻ってくる」という方は、本当の原因にアプローチできていない可能性が高いのです。
当院でよく見られる根本原因には以下のようなものがあります。
1. 重心バランスの崩れ
重心が前方や後方に偏っていると、足底の特定の部分に過度な負担がかかります。正しい重心バランスが保たれていないと、どれだけ足底をケアしても痛みが再発してしまいます。
2. 骨盤や背骨の歪み
骨盤や背骨に歪みがあると、下半身全体のバランスが崩れ、足底への負担が増大します。身体の土台が傾いていれば、その上にある構造すべてに影響が出るのは当然のことです。
特に骨盤が前傾または後傾していると、股関節や膝関節の角度が変わり、足首や足底への荷重パターンが変化します。この変化が長期間続くことで、足底筋膜への慢性的なストレスとなるのです。
3. ふくらはぎやアキレス腱の硬さ
ふくらはぎの筋肉やアキレス腱が硬くなっていると、足首の可動域が制限され、足底筋膜への負担が大きくなります。また、これらの筋肉は足底筋膜と連結しているため、柔軟性低下が直接的に足底への負担増加につながります。
4. 足首や膝の機能低下
足首や膝関節の動きが悪くなっていると、着地時の衝撃吸収がうまくできず、足底に過度なストレスがかかります。特に足首のコントロールが不十分だと、着地のたびに足底筋膜が不均等に引っ張られることになります。
5. 過去の怪我の影響
意外と見落とされがちなのが、過去の足首の捻挫や膝の怪我です。これらの怪我をきちんと改善せずに放置していると、足首や膝の動きに制限が残り、それが足底への負担増加につながることがあります。
当院でも、3年前の足首の捻挫が原因で足底筋膜炎を発症していたケースがありました。
一般的な対処法とその限界
足底の痛みに対して、インソールの使用、アイシング、ストレッチ、テーピング、痛み止めの服用などが行われることが多いです。
これらの方法は症状を和らげる効果はありますが、あくまで対症療法であり、根本原因を改善するものではありません。そのため、一時的に痛みが軽減しても、ランニングを再開すると再発してしまうことが多いのです。
当院での改善アプローチ
当院では、足底の痛みに対して表面的な対処だけでなく、根本原因にアプローチする施術を行っています。
徹底したカウンセリングと検査
初回のカウンセリングと検査に時間をかけ、あなたの身体の状態を丁寧に分析します。痛みの出る動作、ランニングフォーム、これまでの怪我の履歴など、様々な角度から原因を特定していきます。
検査では、重心バランス、骨盤や背骨の歪み、下肢の筋肉の状態、関節の可動域など、身体全体をチェックします。足底の痛みだからといって足だけを見るのではなく、全身のつながりを考慮して評価するのが当院の特徴です。
重心バランス整体による根本改善
当院独自の「重心バランス整体」で、身体全体のバランスを整えていきます。骨盤や背骨の歪みを調整し、正しい重心バランスを取り戻すことで、足底への過度な負担を軽減します。
重心バランスが整うと、足底だけでなく膝や股関節、腰への負担も軽減されるため、全身のパフォーマンスが向上します。実際に、「ランニングフォームが良くなった」「記録が向上した」というお声をいただくことも多くあります。
施術は身体に優しいソフトな手技で行いますので、お子様からご年配の方まで安心して受けていただけます。
周辺組織へのアプローチ
足底だけでなく、ふくらはぎ、アキレス腱、足首、膝、股関節など、関連する部位の筋肉や関節の状態も改善していきます。身体全体の連動性を高めることで、足底への負担を分散させます。
血流改善による自然治癒力の向上
痛みが長引いている場合、患部の血流が悪くなっていることが多くあります。当院の施術では、身体全体のバランスを整えることで血流を改善し、自然治癒力を最大限に引き出します。これにより、組織の修復が促進され、痛みの早期改善につながります。
セルフケアと予防指導
施術効果をさらに高め、再発を防ぐために、ご自宅で簡単にできるセルフケアもお伝えします。あなたの身体の状態に合った適切なケア方法、正しいランニングフォームのポイント、さらには栄養面でのアドバイスまで、総合的にサポートいたします。
改善事例のご紹介
当院には、足底の痛みで悩まれていた多くのランナーの方が来院されています。
ある患者様は、整形外科で足底筋膜炎と診断され、数ヶ月経っても改善せず、大好きなマラソンを諦めかけていました。当院で検査したところ、骨盤の歪みと重心バランスの崩れが根本原因であることが判明。身体全体のバランスを整える施術を行ったところ、3回目の施術後にはジョギングができるようになり、2ヶ月後には10キロのランニングも再開できるようになりました。
「身体のバランスが変わったことで、ランニングフォームも良くなり、以前より楽に走れるようになった」と喜びの声をいただいています。
早めの対処が大切です
足底の痛みを放置すると、かばう動きから膝や股関節、腰など他の部位にも問題が広がり、改善に時間がかかることがあります。「そのうち治るだろう」と我慢せず、早めにご相談ください。
当院では、国家資格を持つ経験豊富な施術家が、一人ひとりの症状に合わせた最適な施術を提供いたします。どこに行っても良くならなかった痛みも、ぜひ当院にお任せください。
ランニング中の足底の痛みでお悩みの方は、お気軽に当院までご相談ください。あなたが再び快適に走れるよう、全力でサポートいたします。







